もしかして多汗症?脇汗を治療する方法まとめ

脇の下には毛穴がたくさんあるので汗腺も多く、他の場所にくらべて汗をかきやすくなっています。もともと汗腺の数が多い人や緊張やストレスで汗をかく人の中には、脇汗に悩まされている人も多いでしょう。

 

その脇汗が6か月以上続いていて、日常生活に支障をきたすほどになっているのなら、それは多汗症(腋窩多汗症)なのかもしれません。

 

多汗症と診断されれば、保険の適用が受けられる治療もあります。脇汗のせいで周囲の目が気になって仕方ないという人は、一度医師に相談してみましょう。

 

では多汗症と診断された場合、どんな治療法があるのでしょうか。

 

薬を使った一時的な治療法

塗り薬

塩化アルミニウムが配合された薬を脇の下に塗ります。塩化アルミニウムにはタンパク質を縮める作用があり、塗った部分の毛穴をきゅっと小さくしてくれます。

 

手軽で安く、塗ってすぐ汗を止めることができるので、緊急の用事がある場合などに重宝します。

 

飲み薬

抗コリン薬が多汗症の治療薬としてよく使われます。抗コリン薬は汗を出せと命令する神経伝達アセチルコリンの分泌を抑制するものです。

 

抗コリン薬は効果はあるのですが、脇汗以外の分泌も抑えるので、目や喉の渇きなどの副作用もあります。ほかに漢方薬を処方する病院もあります。

 

塗り薬・飲み薬とも使用している間は効果がありますが、使用を止めてしばらくすると効果は薄れて消えていきます。

 

注射など効果が長く続く治療法

ボトックス注射(ボツリヌス療法)

ボツリヌス菌から抽出したタンパク質の一種(ボトックス)を脇に注射します。ボトックスは神経伝達物質アセチルコリンの分泌をブロックして脇汗を抑えます。脇の下十数か所に注射しますが、時間は30分程度です。

 

2012年から保険が適用されるようになりました。治療費は自費で12万程度、保険適用で4万円弱です。

 

効果は4〜9か月持続するのですが、汗腺を取ってしまうわけではないのでまた汗をかくようになります。年1〜2回程度の治療が必要です。

 

切開手術、ミラドライ

汗が出る汗腺そのものを除去したり、汗腺を刺激する神経を切断したり、ブロックしたりします。ミラドライは汗腺をマイクロ波で焼いて破壊する治療法です。

 

完全に治療を行うことができれば効果は永続しますが、再発する例もあります。また保険適用になるかどうかは病院によって異なり、費用が高額になる場合があります。

 

その他

心拍数を下げるなど自律神経に働きかけてコントロールする精神療法や心理療法があります。

 

まとめ

いかがでしたか?

 

多汗症は厚生労働省に認められた疾患で、治療には保険が適用される場合もあります。

 

脇汗がひどくて制汗剤や汗脇パッドだけで対処できないほどならば、皮膚科など専門医に相談してみましょう。あなたにあった治療法が見つかるかもしれません。